平素より、福山シティフットボールクラブの活動に多大なるご理解とご支援を賜りまして誠にありがとうございます。
この度、福山シティフットボールクラブは母体から数えて創設10周年を迎えました。
常日頃より、クラブの理念に共感いただき、パートナー企業及び関係団体の皆さま、ファン・サポーターの皆さまに心から感謝申し上げます。
これからも現状に満足することなく、サッカーやスポーツを通じて活力ある備後福山の未来創生に寄与してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
代表挨拶
福山シティFCを応援いただいているすべての皆さまへ
私たち福山シティFCは、2025年6月をもちまして、クラブの母体が創設されてから10周年という節目を迎えることができました。
この記念すべき年を迎えるにあたり、まずは創設当初から私たちの挑戦を信じ、支え続けてくださったパートナー企業及び関係団体の皆さま、情熱をもって応援してくださるファン・サポーターの皆さま、そして地域のすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。
2015年、まだ何もないところから始まった私たちの挑戦は、「福山にプロサッカークラブをつくる」という明確な目標と、“地域をもっと元気にしたい”という強い想いからスタートしました。
振り返れば、決して平坦な道のりではありませんでした。
創設当初の環境は、荒れ果てた土のグラウンドに数人の観客。
資金も人材も不足し、思うように進まない強化体制。
コロナ禍では、決まりかけていたユニフォームスポンサーがすべて白紙となり、経営は一気に火の車に。資金ショート寸前のなか、クラウドファンディングによって、消えかけた命を皆さまに救っていただきました。
ここ数年は、あと一歩でJFL昇格を逃すという悔しさに耐えるシーズンが続いています。選手たちは過密日程の中、懸命に闘い続け、裏では想像を超える努力を積み重ねてきました。その背中を支えてくれた家族、スタッフ、そして”地域の皆さまをはじめとするすべての存在”に、心から感謝申し上げます。
目の前に立ちはだかる現実の壁に、何度も心が折れそうになったことを覚えています。
それでも、「このまちにJリーグを」という一念が、私たちの歩みを止めることはありませんでした。仲間とともに汗を流し、支えてくださる皆さまの声に励まされながら、一歩ずつ階段をのぼってきました。
今では、多くの子どもたちが福山シティFCのユニフォームに憧れを抱き、試合会場にはたくさんのサポーターが駆けつけてくださるようになりました。これは、10年間にわたりクラブに関わってくださったすべての皆さまの想いの結晶であり、かけがえのない“備後福山の財産”であると実感しています。
10年という時間は、短いようでいて、非常に濃密なものでした。
そして私たちは、この節目を「一区切り」ではなく、「新たなスタート」として捉えています。
今までの10年、これからの100年へ。
福山シティFCは、これまで以上に地域に根ざし、次世代を育て、“備後・福山にとってなくてはならないクラブ”を目指して、選手・スタッフ一同、全身全霊で取り組んでまいります。
これまで応援してくださった皆さま、そしてこれから出会うであろう皆さまへ。
福山シティFCは、これからも皆さまとともに全力で夢を追い続けます。
この先にあるJリーグの舞台を、必ずこのまちとともに実現するために。
そしていつか、「このまちに福山シティFCがあって良かった」と、心から思っていただけるような存在となるために。
これからも変わらぬご支援とご声援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2025年6月17日
福山シティフットボールクラブ
代表 岡本 佳大
FOR THIS CITY
このまちと、ともに