平素より、福山シティフットボールクラブの活動に多大なるご理解とご支援を賜りまして誠にありがとうございます。
この度、包括連携協定を締結している神石高原町及び株式会社MSERRNT様バックアップのもと、福山シティFCの新たなアカデミー組織として、2026年4月にU-18(ユース)チームの発足が決定しましたのでご報告いたします。
福山シティFCアカデミーについて
福山シティFCでは、アカデミーU-18カテゴリー(16歳〜18歳のユースチーム)内に、「クラブユースチーム」と「高体連チーム」の2チームを保有し、互いの強みを活かした運営を行って参ります。
▪️クラブユースチーム:福山シティFC U-18
▪️高体連チーム:英数学館高校サッカー部
※福山シティFCアカデミーについてはコチラ
福山シティFC U-18について
【募集対象】
トップチームへの昇格 及び 世界で活躍したい中学生を全国各地から募集します
【目的】
プロサッカー選手として福山シティFCトップチームへの昇格と、その後、世界のビッグクラブで活躍する選手を育成します(プロサッカー選手を目指す過程の中で、人間力の向上や社会性が必然的に身に付くことを大前提とする)
【チーム目標】
・高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 優勝
・日本クラブユースサッカー選手権 優勝
英数学館高校サッカー部について
【募集対象】
備後エリアを中心に、広島県東部地区(一部越境可)で活動する中学生を中心に募集します
【目的】
学業とサッカーを高いレベルで追求し、福山シティFCトップチームへの昇格を目指しながらも、引退後は社会で活躍し、今後の日本をリードできるグローバル人材の育成を目的とします
【チーム目標】
・高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 優勝
・全国高等学校サッカー選手権大会 優勝
・全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会 優勝
福山シティFC 代表 岡本佳大 コメント
◾️福山シティFC 代表 岡本佳大
3年前からユースチームの発足に向けて準備を進めてきた大きなプロジェクトが実ることに対してとても嬉しい気持ちと、壮大な大航海に向けて新たな挑戦が始まることへのワクワクする気持ちが交差しています。
2026年4月より、神石高原町 及び 株式会社MSERRNT様 完全バックアップのもと、福山シティFCU-18を神石高原町内に発足いたします。ユースの選手達は神石高原町内にある広島県立油木高等学校へ通いながら全員が寮生活を行い、サッカーに打ち込むには最高の環境下でトップチーム昇格を目指して活動します。
また、2024年4月には英数学館高校と提携し「シン・ブカツ プロジェクト」が始動しました。再始動したサッカー部は1年生のみで出場した全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会 広島県予選で見事「ベスト16」に進出し、今後の期待と可能性を大きく感じさせてくれました。
両チームともに、備後福山から素晴らしい選手の育成と強化を目指す事に変わりありません。福山シティFCのアカデミーメソッドをベースにプレーモデルとポジションタスクを理解し、それをピッチ上で表現できる戦術理解度の高いクリエイティブな選手の育成を目指しています。
クラブユース所属のU-18と、高体連所属の英数学館高校サッカー部では目指す大会が異なり、U-18は日本クラブユースサッカー選手権で優勝を、英数学館高校サッカー部は全国高等学校サッカー選手権大会と全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会での優勝を目指します。そして、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグでは両チームが日本一の頂を目指して鎬を削ります。
両チームともにアカデミーメソッドの育成方針は変わりませんが、U-18はプロサッカー選手を目指すことが第1目標であり、英数学館高校サッカー部は、学業とサッカーの両立をする中で各個人のパーソナリティを最大化させ、グローバルに活躍する人材の育成を大切にしています。英数学館高校サッカー部の理想とする選手像をお伝えすると、医学部を目指しながらもプロサッカー選手も目指すことができるハイスペックな環境で、高いレベルで学業もサッカーも頑張りたい選手を理想としています。
備後福山の地でユース年代のチームを2つ保有する事はクラブにとっても、備後福山の地域にとっても非常に価値のある挑戦だと思っております。ユースチームはセレクション制ではありますが、同地域に同じ考え方、同じメソッドを用いて活動するユース年代のチームを選べる環境下にあるのは、今後の備後福山地域全体の普及・発掘・育成・強化に大きく寄与できると考えております。
アカデミー組織は私たちクラブにとって大きな財産であり宝です。アカデミーから育った選手がトップチームで活躍する事はクラブの強化基盤を安定させてくれるため、今後もアカデミーへの投資を適切に行い、日本ナンバーワンの育成型クラブになる為に時間はかかりますが地域の指導者の皆さま、神石高原町をはじめとする自治体関係者の皆さま、パートナー企業様、英数学館高校様と連携を重ねながら目指す頂に向けて挑戦を続けてまいります。今後とも福山シティFCを何卒よろしくお願い申し上げます。
神石高原町 町長 入江嘉則 様 コメント
◾️神石高原町 町長 入江嘉則様
本日福山シティフットボールクラブ 代表 岡本 佳大様、株式会社MSERRNT 代表取締役 丹下 大様、取締役 丹下 工様をはじめ多くの関係者の皆様のご臨席のもと、3者において基本合意致しました。
このプロジェクトは人口 7,900 人の小さな町の大きな夢への挑戦です。
福山シティフットボールクラブは、岡本代表の強い熱意のもと福山市を中心とする約 86 万人の備後圏エリアからの 2026 年 J リーグ初参入、2030 年には J1 で優勝争いをするという大きな目標を掲げられています。 若さと才能溢れる選手と経験豊かな指導者を武器に、今春の天皇杯では広島県代表として出場され、現在行われている 第 52 回中国サッカーリーグ戦でも多くのサポーター、観客の声援を受けられ現在単独首位を走っておられます。 本町でのアカデミーU-18 設立の取り組みが、この目標の一日も早い実現を後押しできる事を確信しています。
パートナーとして取り組んでいただいている株式会社 MSERRNT 様は、本町ご出身の起業家、丹下大様が、兄の丹下工様 と共に『故郷の神石高原町がこのままいけば消えてしまう。神石高原町が変われば日本中の多くの自治体が変わる』という 崇高な志のもと、持続可能な神石高原町の実現のために設立されたまちづくり会社です。 既にいくつもの地方創生プロジェクトを公表され、新しく入れて頂くその風は、町にとってまさに未来への希望です。
私も皆様と共にこれからも『挑戦』という言葉を傍らに置き、この町の未来を見据えた経営に邁進していきます。
U-18選手を目指す皆様へ
本町には高原の冷涼な気候育まれた沢山の美味しい食があります。自然に恵まれた環境でサッカーに打ち込む濃密な三 年間により皆様の夢の実現と共に第二の故郷としても末永く愛して頂けるようバックアップ致します。 本年度新しく人工芝に生まれ変わる油木スポーツ広場が、未来の J リーガーの卵たちを育てる舞台です。 ファンやサポーター、選手の保護者の皆様にもあししげく本町を訪れて頂きたいと思っています。
備後初の J リーグチームが誕生し、本町で大きく育ったU-18 ユース選手がJリーグへ。
そして JAPAN や世界に挑戦し羽ばたいていく。
想像するだけで胸が高鳴ります。
躍進する福山シティ FC トップチーム、日々鍛錬し躍動するU-18 ユース選手とともに本町の産業、企業、商店、飲食店が 活気づく。
声援を送る小中高生や町民は、夢と明日への活力を享受する。 そんな未来をともに作っていきましょう。
株式会社MSERRNT 代表取締役 丹下 大様 取締役 丹下 工様コメント
◾️株式会社MSERRNT 代表取締役 丹下 大様(写真左) 取締役 丹下 工様(写真右)
福山シティFCのユニフォーム胸に「SHIFT」のロゴを入れたのが2020年11月。
神石高原町で生まれ、父母が住む実家は現在福山市の神辺町にある私たち兄弟にとって、この地で活動する福山シティFCのサポートをし、そして共にまちおこしをし、地元の皆様に夢や希望を持っていただくこと、これはパートナーになった時から今も変わらない想いです。
2022年に株式会社MSERRNT(マサーント)を立ち上げ、より地元にコミットした地域創生事業を進めていく上で、二つの行動指針を掲げました。
・補助金・助成金に頼らない自立した地域の力で永続的な地方都市を確立し、神石高原から日本を変えること
・事業と愛情を持って、人間育成、雇用創出をし、生きる喜び、笑顔あふれる神石高原をつくること
今回、福山シティFCユースが神石高原町を活動拠点にすることは、この二つの指針を掲げているMSERRNTにとっても大きなプロジェクトとなります。
町が持つ豊富な魅力を存分に活かし、自立したまちづくりを進め、そこで全国へと昇りつめていく福山シティFCのユース生を育成させること。そして神石高原町に住む人々の活力となり、誇りになること。「生まれ故郷への恩返し」を超えたワクワクを創出し、社会を変えるエネルギーを、神石高原町と福山シティFCとMSERRNTで共につくることへフルコミットします。
行政・企業・スポーツクラブの3者が、それぞれの立場からこの壮大なプロジェクトへ全力投球し、「神石高原から日本を変える」を実現しましょう!