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【リリース】2020年度 広島県社会人1部リーグ開幕と詳細について

平素より、福山シティフットボールクラブの活動にご理解ご協力賜りまして誠にありがとうございます。
この度の新型コロナウイルスを原因とする肺炎によりお亡くなりになられた方々に対しまして、心よりお悔み申し上げますとともに、肺炎に罹患された皆さまにお見舞い申し上げます。患者の皆さまの一日も早い回復と感染の終息を、選手・クラブスタッフ一同、心から願っております。

クラブ公式リリースになりますが、代表である私、岡本 佳大(おかもと けいた)より表題の件に関しまして直接皆様にご報告をさせていただきます。

まずは、この度のクラウドファンディングに多大なるご支援ご協力いただきましたこと、心より感謝申し上げます。目標金額の500万円をわずか3日で達成し、正直、私たちが一番驚きと喜びを感じました。また、皆さまの温かい想いに深く感動をしております。経営者として自分たちの想いを言葉に乗せ、発信しなければならないのですが、今までの人生でここまでの喜びと感動を経験したことがありません。ただただ感謝と、より一層の責任感が芽生える次第であります。ネクストゴールとして800万円に挑戦しておりますので、引き続き温かく見守っていただけましたら幸いでございます。

さて、新型コロナウイルスの影響により開幕が延期されておりました「2020年 広島県社会人1部リーグ(J6相当)」ですが、昨日、広島県社会人サッカーリーグ委員より通達を受けまして、7月12日(日)より開幕することが正式決定されました。しかしながら大幅なレギュレーション変更がございますので、下記にてご報告いたします。(主な変更点のみ)

▼詳細

①2020年 広島県社会人1部リーグ 新レギュレーションについて
Ⅰ. 広島県社会人1部リーグ所属の全14チームを7チーム毎のAブロック・Bブロックに分けて総当たりを行い、各ブロック上位2チームを決める
Aブロック:原田鋼業・佐川急便中国・スクデット・福山大学NEXT・東雲・マツダ・福山シティFC
Bブロック:廿日市FC・フジタ・修大クラブ・Ajjina・ESPERANZA・青崎・安芸府中
Ⅱ. 各ブロック上位2チームによる広島県代表決定戦(ノックアウト方式)を行い、上位2チームが広島県代表となり、中国地域県リーグ決勝大会へ出場
Aブロック1位 vs Bブロック2位 → 勝者 広島県代表1
Bブロック1位 vs Aブロック2位 → 勝者 広島県代表2
Ⅲ. 中国地域県リーグ決勝大会の詳細は未定(詳細は決定通知があり次第ご報告いたします)
Ⅳ. 中国地域県リーグ決勝大会で上位2チームは、中国社会人リーグへの昇格は行わず、2021年 全国社会人大会(通称:全社)中国社会人予選への出場権を付与

【中国社会人リーグへの昇格見送りについて】※広島県社会人サッカーリーグ委員よりの通達文書引用
2020年度の中国社会人リーグも新型コロナウイルス感染症防止のため、変則日程となり、県リーグへの降格は無くなった。
それに伴い、下記理由により県リーグからの中国社会人リーグ昇格を見送ることになりました。
Ⅰ. 中国社会人リーグ12チームの場合、3月初旬〜9月中旬での開催となり、集中開催も3〜4回必要なため各チームの運営にかかる負担が大きくなる。
Ⅱ. 中国社会人リーグが3月から開催となると、各県とも他の大会等のスケジュールが過密になり万が一の場合消化できなくなる。
Ⅲ. 中国社会人リーグ12チーム編成の場合、試合数増(全22節)のため、20万円程度の加盟金増と、遠征・宿泊費等の各チームの負担が増大する。
Ⅳ. 2021年度、中国社会人リーグから県リーグに降格するチームが4チームとなる。また、JFLからの降格があった場合の編成が困難となる。(中国地域県リーグの方式変更、中国社会人リーグとの入替戦の検討、他)

②日程について
リーグ戦:7月12日〜11月1日
中国地域県リーグ決勝大会:11月14日〜11月15日

③備考
・試合会場・キックオフ時間は未定のため決定通知があり次第改めてご報告いたします
・ファン、サポーターの皆様の現地観戦につきましては、試合会場決定後に改めてご報告とさせていただきます
・選手、チーム関係者に感染者が出た場合はリーグは中止とし、再開はその後の状況により委員会が判断されます

以上

上記の通り、非常に残念ではありますが、今シーズンの中国社会人リーグへの昇格の夢は消滅しました。つまり、2023年でのJリーグ参入の夢も消滅したことになります。

ここからは私自身の率直な想いを、いつも支えてくださるファン・サポーターの皆様へ僭越ながら綴らせていただきます。

まず、大前提として私たちはこの度の決定通知を全て受け入れる次第であります。
過去に前例のない大幅なレギュレーション変更に伴い、リーグ開幕に向け尽力していただいた広島県サッカー協会・広島県社会人サッカーリーグの各関係者様には心より感謝申し上げます。

今まで当たり前の如く日常にサッカーがあった日々が突如奪われ、約1ヶ月半の自粛期間を経て活動再開した時の仲間達とサッカーができる喜びはかけがえのないものでした。私たちだけではなく、どのクラブも非常に苦しい経営状況にあり、どのリーグも非常に難しい決断を余儀なくされています。だからこそ、改めてサッカーができる当たり前の日常に感謝をし、現実を真摯に受け入れ、私たちは前に進み続けます。

しかしながら、年齢的にも30歳を過ぎ、Jリーグ挑戦へギリギリの年齢だと自覚した上で福山での挑戦を決断してくれた選手たち。また、上位カテゴリーからオファーがあるにも関わらず、私たちのクラブを選択し、サッカー人生を賭けてここまで闘ってくれた選手たち。クラブの歴史はこの先も未来永劫続きますが、サッカー選手としての寿命が短い選手にとって、この1年はとても重要であり、決して取り戻すことはできません。恐らく、今後の彼らのサッカー人生を大きく左右することは間違いないと思います。

だからこそ、クラブは最大限選手たちに寄り添い、彼らのサッカー人生がより豊かになるよう全力で支援していく次第です。もしかしたら、この度の結果を受け、既存選手たちはクラブを離れるかもしれません。その時は彼らの背中を快く押して送り出してあげてください。一方、クラブと共に歩んでいく覚悟を決め残留してくれる選手たちもいるでしょう。その時は引き続き温かく彼らを応援してあげてください。

「サッカーを通じて、福山市の未来を明るく創生する」

簡単な道のりでないことは重々理解しています。しかし、クラブは絶対に歩みを止めません。この度の結果に悲観することなく、引き続き新たな目標設定をし、皆様と共に全力で邁進してまいりますので、引き続き福山シティフットボールクラブの活動にご理解ご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

最後になりますが、リーグ戦が開幕しましたら、選手たちのプレーする姿を是非会場に観に来てください。今まで皆様に支えていただいたエネルギーをピッチ上で表現し、恩返しいたします。

福山シティフットボールクラブ
代表 岡本 佳大